「赤ちゃんは親と寝るもの」というのは日本だけではありません。
世界的にみて90%の赤ちゃんは添い寝をしてもらっているとのことですが、正直添い寝って辛いですよね。
毎晩のことなので親だって疲れているときも、一人で寝たいときもあります。
それなら赤ちゃんの一人寝を実践してみませんか?
夜がお互い熟睡できれば、育児は楽になるはずですよ。
一人寝が可能になる時期から実践方法まで網羅しました。
一人寝が可能になる時期
一人寝には親子ともに不安が伴います。
「具合が悪くなるのではないか」「淋しい思いをすることはないか」。
なかなかきっかけがつかめない、というのが現状ではないでしょうか。
日本の家庭と欧米の家庭の習慣の違いを比較し、一人寝が可能になる時期、一人寝が与えるメリットを考えます。
日本では赤ちゃんの一人寝はまだ少数という事実
日本で赤ちゃんを一人で寝せているというと、「本当に大丈夫?」と思ってしまう人が大多数だと思います。
私個人的な考えですが、一人寝をさせるなら「泣き方で異常が判断できる年齢に達してから」というのが一つの目安だと思っています。
赤ちゃんの一人寝が日本よりも多い欧米では、寝室の安全性は勿論、モニター付きのカメラを設置したりセンサーを設置したりといった、赤ちゃんにとって万全の体制を敷いて一人寝を実行しています。
また、赤ちゃんによっても時期は前後してよいと思います。
甘えん坊な子、自立している子。
それぞれの個性を尊重してタイミングを考えましょう。
一人寝は育児を楽にする?
一人寝をさせることで「育児」は楽になるといえます。
睡眠リズムが整って一人寝ができるようになれば、親も子も熟睡できるからです。
そして「育児の中で一番大変」というのが「夜の授乳やオムツ替え」ではないでしょうか。
親が眠いからどうしても昼間の育児よりも苦痛が大きく感じませんか?
親自身が夜寝られるようになると、昼間は体がシャキッと動きます。
よって育児を「楽にこなせる」というわけです。
「ねんねトレーニング」とは?
「ファイバーメソッド」というトレーニングを知っていますか?
生後6ヶ月の赤ちゃんから行えるもので、有名な「Cry it out」よりソフトな方法です。
- 赤ちゃんが寝る前にベッドに寝せる。
- 赤ちゃんが泣きだしたら2、3分様子をみる。
- 泣き止まないようだったら抱っこではなく、声をかけたり「トントン」程度の軽いスキンシップに留める。
- 様子を見に行く時間を2、3分から5分、10分と段々と伸ばしていく。
これらを繰り返すことにより徐々に「一人寝」の習慣を身に着けるというものです。
「Cry it out」より赤ちゃんとのコミュニケーションが取れるので親子ともに気持ちが楽に実行できるのではないでしょうか。
まずはママが見える場所で練習
「一人寝」を実行に移す前にまずはお昼寝で練習をしましょう。
決して「添い寝」ではなく「親が近くにいる」という環境で寝せてみるのです。
赤ちゃんも視界に親が入れば安心します。
それを分かってもらう意味で、練習は夜間よりもお昼寝のタイミングの方がベターです。
またママよりも意外とパパの方が、この手の練習が得意なパターンもあります。
我が家ではパパが「お願いした期間」でスムーズに睡眠リズムをつけた例です。
ママは割と真面目に赤ちゃんの面倒を見がちですが、いい意味で「適当」なパパがリズムをつけることでうまくいったのでしょう。
まとめ
一人寝が可能になる時期は「泣き方で異常が判断できる年齢に達してから」が妥当だと考えられます。
赤ちゃんの個性にもよるので、それに応じて時期は前後させましょう。
夜に親も子も熟睡できることで体が動くようになるので、育児が楽に感じるでしょう。
「ファイバーメソッド」を実践する前に「お昼寝」で練習するようにするとスムーズです。
育児に正解はありません。
ママがうまくいかないことは、パパに試してもらうようにしましょう。
上手くいけばママが楽になり、パパも自信になりますよ。