「添い寝が良いのか一人寝が良いのか」というのは、ママたちの間で意見が分かれることがありますよね。
赤ちゃんの個性、性格によって添い寝が良いか、一人寝が良いかも異なります。
添い寝にかえることで夜泣きがなくなった、睡眠が深くなったということもあるようです。
ここでは添い寝のメリットデメリットと添い寝に必要な環境をまとめました。
赤ちゃんの性格に応じて安心した睡眠環境を提供してあげましょう。
添い寝のメリット
まだ生まれたばかりの赤ちゃんは「夜は寝るものだ」という認識がありません。
自分の存在も理解していない状況なので、「誰かがそばにいる」という環境は心強いかもしれません。
添い寝のメリットとして大きく次の2つが挙げられます。
安心した環境を与えられる
添い寝は子どもの安心につながるということが一番のメリットではないでしょうか。
何があってもそばにいてくれる存在がいる、ということは赤ちゃんにとっては一番の支えになり、スキンシップの積み重ねで信頼関係を構築するからです。
どうしても眠っている間は大人も油断してしまうのですが、赤ちゃんにとっては1日の半分以上を寝て過ごします。
小さいうちは「寝ている時間」こそが赤ちゃんに安心を与えられる時間ということです。
睡眠リズムを整えることができる
添い寝することによって赤ちゃんの睡眠リズムを整える効果も期待できます。
夜泣きがひどい赤ちゃんが、添い寝を実践することで減少したという話もよく聞きます。
大人の睡眠リズムが90分なのに対して、赤ちゃんの睡眠リズムは50分という短いサイクルです。
浅い眠りのタイミングで隣の大人が眠っていることが分かれば、また安心して眠りにつくことができるでしょう。
これがうまくいくようになると、段々と大人に近い睡眠リズムが確立され夜泣きが減少するという循環です。
添い寝のデメリット
添い寝にはデメリットも存在します。
主なデメリットは窒息と乳幼児突然死症候群のリスクが高まることです。
大人が一緒に寝るとなると、大人用の寝具や枕が必要になります。
これらは窒息の原因はもちろん、熱がこもりやすくなるといった理由で乳幼児突然死症候群を招くことがあります。
赤ちゃんの夜泣きや寝相で大人が起こされることは大きなデメリットとまではいきませんが、赤ちゃんの命に関わることが起こり得る可能性があるということも覚えておいてください。
添い寝の環境を整える
添い寝をするにあたって次のようなことに気を付けるようにしましょう。
- 寝る場所の安全性を確保する:赤ちゃんが挟まれるような環境にないか、落ちるようなことはないかの安全性を確認しましょう。親の布団がかからないかも重要です。
- 寝具は硬いものをチョイスする:柔らかい寝具を使うと窒息の原因になることがあります。寒いときにはスリーパーを利用するようにし、おもちゃやぬいぐるみも近くに置くことは控えましょう。
- 赤ちゃんは仰向けで寝かせる:乳幼児突然死症候群予防のために仰向けで寝かせましょう。頭の形が気になっても、それは成長と共に治ります。
- 飲酒後や投薬後、疲労が強い場合には添い寝を避ける:全て眠気を催す原因となります。睡眠が深すぎると赤ちゃんに覆いかぶさっても気が付かないということがあり得るので、これらの場合は添い寝は避けましょう。
まとめ
添い寝には赤ちゃんに安心した環境を与えられる、睡眠リズムを整えることができるというメリットがあります。
窒息や乳幼児突然死症候群のリスクが高まるというデメリットをカバーするために適切な添い寝の環境を整える必要があります。
安全性の確保は勿論、硬い寝具をチョイスし、赤ちゃんは仰向けで寝かせるようにしましょう。
眠気が強い場合には無理をせず、隣の部屋で寝たり他の人に代わってもらうなどの対策をとりましょう。
育児はかかえこまずに「協力して」が基本ですよ。