妊娠してこれから出産というと「希望」に満ちているはず。
私も当事者になるまではそう思って疑いませんでした。
母親になるプレッシャーは勿論、健康な赤ちゃんが生まれてくるだろうかと日々何かに焦っていた記憶があります。
それでも、「気持ちが不安定だな」という自覚があるうちは大丈夫です。
何とかマタニティーブルー対策を施しながら毎日を重ねていくうちに、気持ちも回復していきますよ。
そんな毎日の重ね方を経験を踏まえてご紹介します。
マタニティーブルーの対策
マタニティブルーは約半数のママが体験するといわれています。
体だけでなく気持ちが不安定になるとどうしても「自分だけなのかな」と不安になることが多くなるかもしれません。
「誰もが通る道」と開き直ることで前向きに考えていきましょう。
ママが日常を楽しむ姿勢で
体に負担にならない程度ならママが大いに「日常」を楽しみましょう。
ママの気持ちが不安定になると、マタニティブルーになりやすかったり、症状を悪化させる可能性があります。
友達との時間を楽しんだり映画や音楽に没頭するなど、赤ちゃんができたら容易にはできないことをしましょう。
あまり不安に心を傾けず、目の前にあることを楽しむのです。
気持ちが安定することで赤ちゃんへの愛情も大きくなり、前向きに物事を受け入れやすくなります。
パパと将来を共有する
はじめての出産ならなおさらパパと将来についてよく話し合っておきましょう。
「出産は女性しかできないもの」ですが育児は「共同作業」です。
一人で抱え込んでしまっては気持ちがふさぎこんでしまいます。
パパと意見交換をすることで、パパも「パパ」という立場を自覚するようになります。
マタニティブルー期間を「お互いのプレッシャーや考え方を共有するために有意義な期間」に転換してしまいましょう。
日光を浴びる
「気持ちが不安定になっているな」と思ったら日光を浴びましょう。
日光には「セロトニン」というホルモンを出やすくさせる効果があります。
このセロトニンが分泌されにくくなると精神を安定することが困難になり、鬱状態を引き起こす可能性も出てくるのです。
不安定になった気持ちは、ベランダに出たり、軽いウォーキングをしたり日光を浴びることでリセットさせましょう。
マタニティーブルーに効果的な栄養素をとる
マタニティブルーに効果的な栄養素を摂るようにしましょう。
上記したように不安定な気持ちにはセロトニンが必要になります。
このセロトニンのもととなる栄養素が「トリプトファン」というアミノ酸と「ビタミンB6」です。
トリプトファンはバナナ、チーズ、そばといった食品に多く含まれ、ビタミンB6は鶏肉、サンマ、玄米といった食品に多く含まれています。
意識的に摂ることでセロトニンのもとになってくれます。
マタニティーブルーの症状
マタニティブルーの症状は人によって様々ですが、主に以下のような症状が現れることが多くあります。
- やる気が出ない。
- 集中できない。
- 眠れなくなる。
- 怒ったり落ち込んだり気持ちの浮き沈みが激しい。
- 涙が出る。
私の場合には焦りとやる気が起こらないという相反する症状でしたが、ひたすらダラダラすることでこの時期を乗り越えました。
マタニティーブルーの原因、期間(時期)
マタニティブルーの最も大きな原因はホルモンの変動だと言われていて、一般的には産後7~10日頃に見られる精神状態のことを指します。
ほとんどは2,3日で治まることが多いですが、妊娠初期から症状を感じる人もいたり、数年に渡って症状を訴える人もいます。
ホルモン変動の様子としては女性ホルモンは着床した卵子を成熟させる働きがあり、赤ちゃんが大きくなると通常の数100倍とも言われる女性ホルモンが体内を満たしています。
出産と同時にこのホルモン量が通常量に戻るので、これによりマタニティブルーが引き起こされると考えられています。
まとめ
マタニティブルーは多くのママが経験する症状です。
焦らずに「自分を大事にする」ことが解決の糸口になりますよ。
マタニティブルーの症状や期間は人それぞれなので、自分に合った「過ごし方」をみつけることが悪化を防ぐ手立てになります。
「楽しむ時間を増やそう」そんな気持ちで、マタニティブルー期間を乗り越えられますように。